ラノベ部 3

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

 これで最終巻とは。完結してしまってから気づいたけど、かなり思い入れのある作品だったんだなあとしみじみ思っている。
 今思えば、俺がラノベに完全にハマったのはこのシリーズを読んだからなんだよな。
 これを初めて読んだとき、読みやすくておもしろい、4コマ的なのラノベっていうこと以上に、この雰囲気がうらやましいっていう気持ちの方が強かった。それでもっといろんな作品が読みたいと思ったし、もっと話せる相手がほしいと思った。
 まぁだからこそ今の自分にはラノベを通じて知り合った相手がたくさんいるし、オフとかついったーとかプライベートで交流があるんだろうし、この作品がなかったら知り合ってない、出会っていない人もいただろうなと思う。
 大げさかもしれないけど、ほんの些細なことがいろんな部分に影響を及ぼすんだなあ。とか。
 平坂読は書くべくしてこの作品を書いたんじゃないかなと思う。全部の作家を知っている訳じゃないけれど、俺が作家のblogとかあとがきとか見てる限り、ここまで漫画やラノベを広くカバーし、楽しんでいる作家は他にいない。そういう作家だからこそ何気ないやりとりがいろんな人に共感されたり、漫画やラノベというものに対してちゃんと意見を主張できたり、それがリアリティを帯びたりするんだと思う。
 話は全体的にゆるゆるなのに、その向こうから溢れてくるものがたくさんあった。
 あとがきに書いてあるとおり、数年後また同じようなラノベが、平坂さんみたいなラノベ大好きな作家によって、時事ネタやら当時はやってるネタやら満載で書かれると良いな。