狼と香辛料 10
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/02
- メディア: 文庫
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これまではずいぶん大きな力や権力に振り回される商売が多くて、前回に至っては終始切羽詰まっててもうずっと不安だったけど、今回は確実なロレンスの成長が見えたし、これからどうなるんだって感じで先が気になって仕方なかった。今までの経験が糧になってて、これはロレンスかっこいいと言わざるを得ない!
ホロとロレンスの関係もだんだん変わってきてるなぁ。ロレンスが躓き、そこに知恵のあるホロが手をさしのべるという構図じゃなくなってる。そこには成長したロレンスがいて、ホロはそれを信じて見守っている。以前のような甘々ないちゃつきはあんまりないけど、信頼関係の深まりが見える感じ。
それと、ハスキンズの過去とか、ピアスキーの生き方で示されたホロを救えるかもしれない方法。
最後にハスキンズがロレンスに伝えた言葉。
あーもうすぐ終わりなのかな。このお話が終わるのはものすごく寂しい。