クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

タイトル長い!待ちに待った石川博品の新刊でした。とは言えそれほどさっさと読んだわけではないけれど。

ネルリほどパンチの効いた文体/会話ではなかったけれど、良い意味で現代化?ノーマライズされていたと思う。少なくともネルリよりは読みやすい。要するにネルリはパンクでロックだけどカマタリさんはパンクで\デデーン/だということです。
相変わらずギャグは卑怯。なんか不意打ちばっかりくるので社会的によろしくない。会社の休み時間に読んでると危うく吹きそうになって社会的にデデーンしそうです。
話はわりとスロースタートかな。中盤以降なんとなく転がる速度が早くなっていく感じ。あんなにクズだったタイチがいつのまにかまっとうに恋愛をしている。なんだか本当にいつのまにか。あといつのまにか面白い。
話は続くみたいだけどもう攻略済みの子はどうするのかなー。とりあえず楽しみです。
あとなんかWEBで公開されてた幽霊がどうたらのやつって文庫にはならないのかな。全然読まないままだった。