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原点回帰ウォーカーズ 2

原点回帰ウォーカーズ〈2〉 (MF文庫J)

原点回帰ウォーカーズ〈2〉 (MF文庫J)

 おそらく2巻を全く考えずに付けたであろうタイトルがすでに意味を無くしてる!
 いや面白いです。地の文の勢いがあるから、テンポ良くどんどん読めるし、随所に織り込まれたたまに下手したら気付かないような小ネタは満載だし、何より読んでいて楽しい。
 今回は短編集ラブコメ4章構成…のうち半分は百合です。素晴らしい。そういえば、ベネズエラ・ビター・マイ・スウィートも百合でした。つまり4作品のうち半分は百合。この百合成分が、僕が森田季節を好きであることに一役かっているのは言うまでもありません。いや話がそれた。
 第1章が芝蘭とイケメン野郎が十哲の座を賭けて小説で勝負するお話なんだけど、これが一番面白かった。一人称が芝蘭なので、地の文のテンションが高くて楽しい。三奇人のお互いを信頼し合っている関係が良いです。そして芝蘭のツンデレっぷり!鹿子木さんの友達以上の想い(とかってに妄想)と、ラストの微妙な切なさで、素晴らしい青春の1ページに。
 第3章では1巻ではメールでしか出てこなかった久我原いすみが登場。3章の中のアキラをお姫様だっこする久我原さんもいいですが、やっぱり巻頭の微妙に頬を染めてる絵が素晴らしいです。長髪で赤髪なのもポイント高い。こういうテンションの高いラブコメだと、やっぱりツンデレが映えますね。
 もう今回は全体的にラブコメ時空で甘い甘い。でも前巻と比べるとやっぱりちょっと物足りない。次巻も楽しみですが、ぜひ1巻みたいな構成にしてほしいなぁと思います。