ロウきゅーぶ!

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

電撃大賞の4作品の中で、あまりにもな表紙だったので最初は買わないつもりだったけど、帯で時雨沢先生が囁きかけてきたので買ってしまった。そしたらどうも評判がよろしいようで、これは正解だったかな…?と思っていたのですが。
これは面白かったです。かなり楽しく読めた。
ちゃんとそっち方面のツボを押さえつつ、スポ根成分も負けないぐらい含まれてる。まさに萌えと燃えが共存していると言ってもいいと思う。
一度は挫折した主人公が、小学生の弱小女子バスケ部を勝利に導くために5人の小学生の女の子と共に奮闘する。展開はベタでよくありそうな話だけど、そういえばラノベでスポーツって読んだことなかったし、新鮮味もあった。
智花と昴の1on1対決と独白のシーンと、終盤の試合シーンは丸ごと熱かった。ラストの日記のモノローグからの展開には涙腺も緩むってもんです。
読み終わった後は是非口絵の1ページ目を読み返してほしい。これはやられた。
現在2巻合宿編執筆中とのことなので、これは期待。